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2014-08-06  [鉄鋼]JSWスティール、鉄鋼年産能力を2.8倍増へ

 鉄鋼民間大手JSWスティールは7月31日、13-14%の市場シェアを維持するため、鉄鋼生産量を現在の年間1,430万トンから2025年までに4,000万トンに引き上げる計画をまとめたことを明らかにした。PTI通信が同日付で報じている。

 サジャン・ジンダル会長はムンバイで開催された第20回年次株主総会で、「13-14%の市場シェアを維持するため、2025年までに全体の生産容量を4,000万トンに引き上げる計画を立てた。投資額は10年間で220億ドル規模となる」と語った。

 政府は2025年までにインド国内の鉄鋼生産能力を、現在の1億500万トンから3億トンに増やすことを目標に掲げている。ジンダル会長によれば、これを達成するためには10年間に2,000億ドルもの巨額投資が必要になるが、「インドの製鉄産業はこの目標値を達成する準備ができており、政府による前向きな政策改革および取り組みによって十分に支えられている」という。

 同会長はさらに、インドは鉄鉱石および石炭の埋蔵量が豊富で、技術分野の人材が増加し、巨大な市場が存在するなどの競争上の優位性があると指摘。固有の資源を活用することで、鉄鋼製品の輸入国に甘んじるより有力な輸出国として浮上していい時期だとの考えを示した。




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