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2014-04-23  NTTコム、インド最大規模の「ムンバイ5データセンター」を空港至近に建設開始

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、データセンター関連サービスを提供しているグループ会社ネットマジック・ソリューションズ(注)を通じて、約100億円を投じ、インドにおいて9番目となる「インド ムンバイ 5 データセンター」の建設を開始する。同社のプレスリリースが、4月22日付で報じた。

 このデータセンターは、インド経済の中心拠点であるムンバイに位置し、インド最大規模のサーバールーム面積約7,400平米(2,500ラック相当)を2015年度第2四半期より提供開始予定。

 NTT Comは、2015年度のクラウド/データセンター事業の収益を、2012年度実績の2倍以上の2,000億円以上にする計画のもと、アジアNo.1のデータセンター事業者として、先進のサービスをグローバルに拡充していく。

 近年、企業のシステムアウトソーシング需要の高まりを受けて、インドのデータセンター市場は年率15%以上の成長が見込まれている。金融機関、グローバル企業などの本社が集積しているインド最大の都市であるムンバイは、経済活動の中心地であるだけでなく、年間を通じ、インド国内において比較的停電が少ないという電力事情から、データセンターサービスの需要が激増している。NTT Comは、ネットマジックを通じてインドのデータセンターサービスを提供しており、現在バンガロール(ベンガルール)、ムンバイ、デリー(ノイダ)、チェンナイに8つのデータセンターを展開しているが、顧客のさらなる要望に応えるため、ムンバイに新たなデータセンターの建設を開始する。

 ムンバイ国際空港から車で約15分の利便性の高いエリアに、ネットマジックのデータセンター中では最大の規模を誇る地上8階/地下2階建ての専用ビルを建設し、Nexcenterブランドの下、「高品質」「低コスト」「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスの需要に応えていく。

 今後、NTT Comはこのデータセンターを、インドにおけるクラウドサービスの中核拠点としても活用していく。

■抜群の電力安定性を備えたデータセンター

 このデータセンターは、NTT Comが定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、電力・空調・通信設備の冗長化やセキュリティの充実などにより、インドにおいて最高レベルの信頼性やSLAを備えたサービスを提供する。

 インド国内は一般的に電力供給が不安定で、停電も多い中で、ムンバイは群を抜いて電力供給が安定していることから、ミッション・クリティカルな金融機関や企業のデータセンターとして最適。

■業務アウトソーシング拠点を低コストで実現

 インド国内経済の中心地であるムンバイは、比較的自然災害が少なく、治安も良好であることに加え、アジアの中でも人件費、電力コストなどが安価なため、このデータセンターを活用することにより、顧客は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)先の拠点構築を低コストで実現することができる。

■国際認証に準拠した安全かつ柔軟な運用サービス

 ITシステム運用管理の包括的ガイドラインであるITILに基づき、ISO 27001、 ISO 9001、 ISO 20000-1などの国際認証や、SAPやCisco認定を取得した先進の運用体制で、オンサイトスタッフによる各種マネージドサービスや、リモートハンドサービスなど、安全かつ柔軟な運用サービスを提供する。

(注)ネットマジック・ソリューションズ(本社ムンバイ)は、現在従業員約700名以上を擁し、1998年の会社設立以降16年間にわたり、インドでコロケーションサービスやクラウドサービスを提供する、インドにおける業界のパイオニア。1,200以上の企業に対する高品質サービスの提供実績がある。




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